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スピードテストでは、インターネットの回線速度を手軽に測定することができますが、間違った方法で行うと、正しく測定できないことがあります。速度向上のためには、正しい知識で速度測定を行うことが大切です。
スピードテストのための最低限の準備と環境
正しく測定するには、使用している全ての機器が回線スピードに対応している必要があります。
例えば、契約しているプロバイダの回線スピードが1Gbpsだったとしても、使用しているルーターはもちろん、スイッチングハブや実際にスピードテストを行う機器のどれか一つでも対応しているスピードがMAX500Mbpsであれば、速度は最高でも500Mbpsしか出ないことになります。
更に無線機器の場合は、有線より若干スピードが遅くなります。
また、スピードテスト実行時には、インターネットに接続する機器を1台だけとし、同時に他のサイトや他の機器との通信を止めておく必要があります。
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他のサーバーを経由しない
測定サイトとの間に、余計なサーバーを挟まないことも重要です。
プロバイダによっては、契約時のインターネット設定の際に、自社のプロキシサーバーの設定を推奨している場合があります。
この場合、当然ながらプロキシサーバーを経由したスピードとなります。
思ったような速度が得られない場合は、一時的にプロキシサーバーの設定を解除して測定し、速度向上が見られるようであれば、以降はプロキシサーバーの設定をしないという選択肢もあります。
正確な測定ができないその他の要因
測定方法には、Flash Playerを使用するものや、画像ファイル等の一般的なファイルを用いるなど、速度測定サイトによって異なります。
中には大量のリソースを必要とするものもあり、この場合は搭載しているメインメモリが少なかったり、CPUの性能が低いなどの理由で、スピードに影響が出ることがあります。
また、稀ですがアンチウイルスソフトが影響する場合もあり注意が必要です。